専門的な動画を制作する3 撮影

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撮影のポイントは次の三つ。

  1. しっかり準備し、できる限り短期間で撮り終える
  2. カメラパーソンは予め何をどう撮るか、イメージしておく
  3. ディレターはダメ出しをする

しっかり準備し、できる限り短い日数で撮り終える

撮影が完結しなければ、以降の作業は全く進まない。といって、おざなりで撮ったものが人を説得する高品質な動画になるはずがない。短い撮影期間で、高品質な映像を撮るために、しっかり準備しよう。
具体的には、専門的な動画を制作する1 企画 で述べたように、まず、撮影場所をピンポイントで確定しておこう。現場に行って撮影場所を探さなければならないときは、予め、下見(ロケハン 注1)をして、決めておこう。

注1
ロケハンとは、ロケーションリハーサルのこと。撮影場所を決めたら、手持ちのスマフォ等で撮影し、他のスタッフや撮影クルーと現場のイメージを共有する。

撮影許可が必要なら事前に、許可をとっておこう。機械・装置などが被写体になる場合、撮影日にはそうした機械・装置を専有できるように、関係者の了解を得よう。
また、企業機密等で動画として公開できない個所があれば、予め、写真コンテで指示しておこう。
企業機密はテレビではよくモザイクをかけたりするが、不自然だ。撮ってはいけないものは、映らないようにするのが基本だ。移動できるものは移動させ、移動できないものはシートをかぶせたりして隠す。プロの撮影クルーはそうした専用シートを常備している。写真コンテの段階で、写してはいけないものをどう扱うか伝えておくとよい。

通常、撮影はいくつものシーンを1度に撮る。そのため、どのシーンをどんな順番で撮るか、決めておこう。
写してはいけないものの移動、小道具の搬入など、撮影場所のセッティングは各シーンの担当者が担当し、撮影開始まで30分までに終わらせておこう。

カメラパーソンは予め何をどう撮るか、イメージしておく

まずは、写真コンテで指示されているカットをもれなく撮るように、撮影手順をイメージしよう。

撮影は一方向だけでなく、別アングルやクローズアップも撮っておこう。そのような場合、パンやズームインといった撮影テクニックを使わず、別テイクとして、ポジショニングを変えて撮る。撮影テクニックは失敗しても、撮影時には気づかず、編集段階で使えないのが判明することが多いのだ。また、撮影は基本的に三脚を使って、行うべきである。

撮影時に、突然、あれをこう撮ろうとひらめくことがある。そうしたひらめきは大事だ。無駄だと思っても思いついたことを撮っておこう。実際に無駄カットになってしまっても全く構わない。しかし必要なカットを撮り漏らしてはならない。必ず、モニタで確認しよう。

撮影場所が変わったとき、ホワイトバランスを調整し直すのを忘れてしまい、前の場面のバランスのまま撮影してしまうという失敗をすることがある。この場合、そのシーンだけ緑がかったりして変色する。ホワイトバランスには気を付けよう。

ディレターはダメ出しをする

各シーンの担当者がディレクターとなって、モニタを見守り、ダメ出しをしよう。

映像に余計なものが映っていないか。余計な影、余計な音声が入ったり、出演者が手順を間違えたり、笑ってしまったりしたら、すぐに映像を止めてやり直しさせよう。ディレクターには、動画の質を高めるべく、他のスタッフを引っ張っていく役割がある。

撮影が終了したら

すべてのシーンの撮影が終了したら、片付ける前に、全員が集まって、もう一度、撮影した映像をモニタで確認しよう。もちろん完全な失敗カットは飛ばして、使うかもしれないカットが使えるか、撮影漏れがないか、全員で確認する。もしどうしてももう一度撮りなおさなければならないカットが出てきたら、元気を出してもう一度、撮影に取り組もう。

まとめ

撮影のポイントは

  1. しっかり準備し、できる限り短期間で撮り終える
  2. カメラパーソンは予め何をどう撮るか、イメージしておく
  3. ディレターはダメ出しをする

の三点である。

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