専門的な動画を制作する7 スケジュール

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一般に、動画制作の納期は遅れがちだ。しかし作業スケジュールをしっかり管理すれば、納期に間に合う。少なくても、大幅に納期がずれ込むという事態は避けられる。ここでは、スケジュール管理のコツを説明する。

役割ごとにスケジュールを組む

動画制作は遅れがちだから、予め1か月ゆとりを見込んでおいたが、結局、あまり出来はよくなく、しかも納期に遅れたという事例もよくある。ゆとりがあると、中だるみしたり、途中で方針転換して、質が落ちることがある。
ゆとりを見込むことは大切だが、きちんとスケジュールを組んだうえで、その中でゆとりを設けることが重要だ。

スケジュールは、動画制作に関わるすべての人の作業スケジュールがわかるようにし、それを全員で共有しよう。そのために、全体の作業を把握しているコーディネーターにスタート時期と納期を知らせ、スケジュール案を組ませよう。
コーディネーターは作業の役割 — クライアント/映像プロダクション/ナレーション/Web制作/プレス — ごとに1日単位で作業工程がわかるようにスケジュール案を組む。
そのスケジュール案で、クライアントの箇所だけチェックしよう。
「××の作業を○日までにするのは無理」という箇所があれば、「△日くらいにしてほしい」と要望を明確にして、スケジュールを組み直しさせよう。クライアント側の作業が変更になると、その他の作業も変更することになる。その調整をするのがコーディネーターの役割である。
そうやって、無理のない、納得できるスケジュールが組み上がったら、それを動画制作に関わる全員と共有しよう。

全員でスケジュールをチェックしながら、作業を進める

すべての作業者が動画制作だけ専任しているわけではないだろう。とくにクライアント側は本来の業務を抱えたまま、動画制作もこなさなければならない。
だからこそ、動画制作に関わる全作業者が、今自分がしている作業は全工程の中のどの部分に位置し、それがスケジュールどおりなのか、何日分遅れているのか、進んでいるのか、いつも把握できるようにしておくことが肝要である。
スケジュール通り作業が進むのはベストであるが、たとえそうでなくても、何日分遅れているか把握できれば、別の箇所で後れを取り戻すことができる。

スケジュールは現実に合わせて改変する

スケジュールは、物事を予定日までに完了するためのガイドである。だから、スケジュールを組んだ後で、予定外の事態が生じ、スケジュール通り作業するのが困難になったら、柔軟にスケジュールを組み直し、新しいガイドを作ろう。
組み直しもコーディネーターにさせるとよい。新しいスケジュールは遅れた分をただ後ろ倒しにするのではなく、別の作業と組み替えるとか、他の作業を少しずつ短縮するとかしてカバーしてくれるだろう。それがダメなら、納期について話し合おう。
その場合でも、大幅に納期が遅れることはないだろう。

まとめ

動画制作を納期に間に合わせるために、しっかり作業スケジュールを管理しよう。作業スケジュールは、コーディネーターに役割ごとに1日単位で作業工程がわかるように組ませるとよい。納得できるスケジュール案が組みあがったら、作業者全員と共有しよう。実際の作業中に、スケジュールに狂いが生じたら、スケジュールを現実に合わせて改変しよう。

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